本件は、以前に司法書士事務所へ依頼した任意整理の返済が続けられず滞納してしまった男性について、当事務所が債権者5社すべてと交渉をやり直し、約300万円の債務を月々合計約5万円・将来利息なしの分割払いに組み直した事例です。滞納により生じていた残額の一括請求と高率の遅延損害金のリスクを回避し、再スタートを切ることができました。
このページの目次
🔍 依頼者の状況
- 依頼者: 小林大輔さん(仮名・30代男性)
- 当事者関係: 依頼者/消費者金融・信販会社・銀行カードローンの保証会社など債権者5社
- 主な争点: 任意整理後の滞納により生じた一括請求・遅延損害金リスクへの対応
小林さんは、複数の消費者金融やカードの借入れが重なって返済が苦しくなり、数年前に司法書士事務所へ依頼して債権者5社と任意整理(裁判所を通さずに債権者と直接交渉し、無理のない分割返済の条件を取り決める手続)を行いました。ところが、毎月の返済を続けることができず、支払が止まってしまいました。
任意整理の和解書には、通常「支払を2回分怠ると期限の利益(分割で支払える権利)を失い、残額を一括で、しかも年14〜20%の遅延損害金(返済が遅れた場合にペナルティとして加算されるお金)を付けて直ちに支払う」という条項が入っています。小林さんもまさにこの状態に陥っており、いつ一括請求や法的手続を起こされてもおかしくない状況で、当事務所に相談されました。
⚖ 当事務所の対応
① 債務総額の確定と、全5社への再交渉
まず各債権者に連絡を取り、滞納後の遅延損害金を含めた正確な債務総額(合計約300万円)を確定させました。そのうえで、一度和解が破綻した債務者との再交渉には応じない債権者も少なくない中、小林さんの家計状況を丁寧に説明し、5社すべてと和解のやり直し(再和解)の交渉を進めました。
② 家計に合わせた現実的な返済計画への組み直し
再和解で最も重要なのは、「今度こそ最後まで続けられる金額」に設定することです。小林さんの収入と生活費から無理なく支払える金額を割り出し、5社合計で月々約5万円、いずれも将来の利息なし(決められた元金を支払えばそれ以上増えない条件)、最長約7年の分割払いという内容で各社と合意しました。
③ 5社すべてと和解書を締結し、一括請求を回避
5社すべてと新たな和解書を取り交わし、一括請求や訴訟・差押えといった法的手続に進むリスクを解消しました。支払先・支払日・金額が一覧できる形で整理し、小林さんが自分で管理しながら返済を続けられる態勢を整えて、業務を終了しました。
💡 解決結果
滞納により一括請求されてもおかしくなかった約300万円の債務について、債権者5社すべてと再和解が成立しました。月々の支払は合計約5万円、将来利息なしの分割払いとなり、遅延損害金が膨らみ続ける状態も解消されました。自己破産などの裁判所を使う手続によらず、生活への影響を最小限に抑えた解決となりました。
💬 弁護士からのアドバイス
任意整理は、和解が成立して終わりではなく、完済まで数年間の返済を続けて初めて解決といえます。転職や病気、家族の事情などで、途中で支払が苦しくなることは決して珍しくありません。
大切なのは、払えなくなったときに放置しないことです。滞納を放置すると、期限の利益を失って一括請求を受け、給料や口座の差押えに進んでしまうこともあります。他方で、早めにご相談いただければ、本件のように和解をやり直して返済計画を組み直せる場合がありますし、収入状況によっては自己破産や個人再生など別の手続への切替えも検討できます。以前に他の事務所(司法書士事務所を含む)で任意整理をされた方からのご相談もお受けしています。
📞 このような方はぜひご相談ください
- 任意整理の和解後、毎月の返済が苦しくなってきた方
- 返済を滞納してしまい、一括請求や差押えが不安な方
- 他の事務所で行った債務整理の返済計画を見直したい方
大東法律事務所では、債務整理に関する初回のご相談は無料となっております。
借金の返済でお悩みの方は、今すぐご相談ください。
